【事業概要】SAGA DXリーダーズは、デジタルで“稼ぐ”企業を生み出す経営者コミュニティとして昨年度よりスタート。今年度は「生成AI」「事業承継」を大きなプロジェクトテーマに設定し、より実践的な学びと事業展開を見据えた取り組みへと進化していきます。特に今年度は“稼ぐこと”に重点を置き、生成AIなど最新技術を活用しながら、経営者自らが事業拡大につながるアイデアを創出し、実現するための計画策定までを支援していきます。【当日の様子】今回のセミナーでは、「縮小業界×地元×製造業で見つけた“新規事業のつくり方”」と題し、創業87年の地元に根ざした老舗木製印鑑材料メーカーの三代目社長株式会社アイテク 福山徹 氏をお招きして、自社の事業変遷と地域創生への取り組みについて熱のこもった講演が行われました。冒頭では、印鑑業からスタートした同社が、出生数の減少という人口統計のリアルを見据え、「このままでは食っていけない」という危機感から事業のピボットを決断した経緯が語られました。印鑑市場の縮小が予見される中でも、インバウンド需要や文化的価値に光を当てたコラボ展開の可能性についても触れ、単なる後退ではなく“転進”であることが印象的でした。そこから話は、同社が立ち上げたコーヒー事業「OK COFFEE」の話へ。商店街の衰退や町の寂れた現状を見て、「人と人とが自然につながる場をつくりたい」との思いから、吉野ヶ里町の旧商店街にロースタリーを開店。コーヒー豆の焙煎から卸、店舗運営までを一貫して行い、大阪の店舗への豆供給を通じた「外貨獲得モデル」も披露されました。また、SNS戦略や「ドーナツ戦略」と呼ぶ商圏の捉え方、さらには中高年層をターゲットにした味・価格設計、地域事業者との連携によるイベント開催、さらには九州パンケーキとの連携によるワッフル事業展開など、多角的な戦略を「実例」として紹介。「ChatGPTを活用した出店シミュレーション」や「地域資源をSNSで束ねることで“商店街”を再構築する」という話には、参加者の多くが大きく頷いていました。参加者からは、「明朗快活な語り口と具体的な数値で非常にわかりやすかった」「一つのリアルな事業者視点として非常に参考になった」「自社にも活かせそうなヒントが満載だった」といった声が寄せられました。セミナー終了後の懇親会では、代表の軽快なトークがそのまま場の空気を和ませ、参加者同士の交流も非常に活発に行われました。「あの事業、うちでも真似できそう」「今度ぜひ見学に行きたい」など、ビジネスの種があちこちで芽吹くような熱気に包まれ、名刺交換も絶えず行われる盛況ぶりでした!【次回のイベント】「”強み”で挑む二代目のビジネス革命 〜事業の本質価値から逆算する新規事業フレームワーク超入門〜」総合土木工事業の2代目社長株式会社セリタ建設 芹田 章博氏をお招きして、自社の“強み”をどう見つけ出し、どのようにビジネスの再構築を進めていったのかを、フレームワークとリアル事例を交えて解説いただきます。開催日:8月26日(火)17:00〜19:00会場:iスクエアビル 5F(佐賀市)詳細/お申し込み:https://lu.ma/h2lyjcr5皆さまのご参加を心よりお待ちしております!!